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「コケ通」 自然卵養鶏 平岡農園 <きまぐれコケコッコ通信>  

餌は道産小麦を中心に自家配合。着色料などの添加物、抗生物質やホルモン剤など薬剤不使用。安心と安全を積み重ねます。

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フシギ?

先日のブログで規格外小麦を分けてもらったという内容の記事を書いたところ、以下の様なコメントが寄せられました。

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タダで貰える大量の小麦ということは、市場に出せない物だからではないのか?放射線が含まれているなど?

| フシギ | 2011/08/03 09:26 | URL |
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ワシら生産者の世界では何てことない事でも、農業地帯から離れた所では不思議に感じる人は他にもイッパイいらっしゃるのかも・・・と、思いますのでさらっと解説しましょう!


鶏の餌として使用している小麦は「規格外小麦」と言って、選別でハネられたものであり、人間用のものとして一般市場に出回ものではありません。

で、主にホクレンや大手飼料メーカーなどに出荷されて生産者には国から補助金が支払われます。
この補助金の関係もありますので正規ルートに流して一気に仕事を片付けてしまうのが農協の仕事としては最もスムースであります。

小麦の仕入れの方法って色々あるから、ここで全て説明するのはちょっと無理かな~。。。


ふつう畜産農家では飼料メーカーで作られた「配合飼料」を使います。
小麦単体では常時流通していませんので「ちょっと小麦売って下さい」って買えるものではありません。

農協も補助金の絡みや、出荷先の枠などありますので小口にちょこちょこ出すというのはないですね。


それでも昔からずっと農協から買ってる人だと出荷枠を持ってたりしますし、対応は農協によってまちまちで、担当者次第というか農協自体が地産地消の意識を高く持っていたり、生産者に対して親切だったりすると新規でも出してくれたりします。

うちの農協は何度か交渉しましたがダメっす。。。


大抵は1年分をドンと買いつけて自分ちで保管しますが、うちは倉庫が無いので、必要な時に配達してもらう形をとっています。
倉庫料や運賃、餌屋の手数料などが大きくなり、他よりかなり高いモノになっているのですが、餌屋さん側で在庫してくれるというのもあまり無いものなんです。

さらに、小麦を安定して仕入れるというのもこれが結構難しい場合があり、うちも経験ありますが、今頃の時期になって突然「今年度の麦は手配出来ない」なんて言われる事があります。

かつて取引していた大手の餌屋さんで、うちの小麦を1年分、その会社の倉庫で在庫して毎月配達してくれていたのですが、通常は餌屋さんではそういう「動かない在庫」は持たないもので、会社側はかなり嫌がっていたのですが、当時の担当者が親切な人だったのでそこを何とかうまくやってくれてました。
人事異動で若いニーチャンに代わった途端にそんな事になってしまったのです。  

なんとか農協に掛けあって、ホクレンから仕入れ出来るようにして貰いましたが、後日そのニーチャンにはしっかりヤキを入れたのは言うまでもありません。

で、その当時はホクレンの小麦もやや高くらいでヨカッタのですが、数年前の穀物価格が高騰以降、ぐんぐんと元の倍ほどの値上げをしやがったので、それからは今の餌屋さんに変えました。

今の餌屋さんも高くて、農協や小麦農家から直で買ってる人と比べると下手したらキロ20円も違いますので、全く同じ事をやっていても年間50万とか収入に差が出るのです。
なので仲間からは「その小麦の値段でよくやってますね」と驚かれます。
それでも玉子の値段はみんなと同じくらいなのでかなり生活を削ってなんとかしてるのであります(涙)。

だから1個45円の玉子を「高い」と言われるととってもツライのです。

(・・・話が横にそれそうなので懐具合の暴露はこれくらいにしておきます)


ま、そんな感じで小麦の入手は色々と悩ましいモノなんですが、地域や人によって流通ルートは色々で、また色んな理由で「あるところにはある」のです。
それが諸々の事情でそれがうちに回ってきたという事です。

そういう事ですので産地もはっきりしていて地元および地元周辺地域で取れたものです。
詳しい出所もハッキリしてますがここでは申し上げません。
その辺は大人の話としてお察し下さい。



うちで使う小麦の量は年間25トンくらいです。
大量と感じられるかも知れませんが全体から見ると極めて少量です。

うちにしてみれば2~3トンというと1ヶ月分で、決して少ない量ではないのですが、そこそこの規模の肉牛や酪農の牧場だとそのくらい1日とか、大きい所だと半日でペロリです。

農協として扱う小麦の量も畜産の規模も、うちらなんかとはケタが違うのが北海道。
「2~3トンくらいメンドクサイから捨てとけ」という程度の量です。

今回はそれが捨てられずにうちに声を掛けて貰えたからラッキーでした♪


ちなみに今流通している麦は去年のモノです。
今年の麦の収穫~調整は今真っ盛りで、まだ出回っておりません。



事故後の放射線の影響については、個人で調べて考えていかなければなりません。
「自分の身は自分で守るしかない」そういう状況になってしまったのです。
(右のリンク「ちゃんとニッポン」に参考になるサイトをチョイスしていますのでご覧ください)


北海道各地の放射線量は以下のサイトで確認出来ます。

<北海道の放射線・放射能・放射性物質データまとめ>

国が発表している放射線値はモニタリングポストによる「空間線量」で、上のサイトのモノは個人で計測している地表近くの線量です。計測機器によって単位が違いますので注意して下さい。

どの地点も0.1マイクロシーベルト/毎時くらいです。

これには自然放射線も込みで数値に表されています。
地面や建物の影響を受けるのでモニタリングポストの数値よりは高くなるようです。

ただ、事故前の自然放射線をこれらと同じ条件で計測したデータが無いのでこの数値が高いとも低いとも言えないというのが結論です。
※追記:個人が測定に使用している線量計は、精度や特性によって室内での測定は0.1μSv/hより下にはなりにくいのだそうです。

ちなみに北海道の各モニタリングポストの数値は0.03~0.054μSv/hとなっています。
これは地表の影響を受けにくいように高い場所で測定された空間線量です。

全国の放射線量実測値はこちら。
<放射線・原子力教育関係者有志による全国環境放射線モニタリング>
これも地表近くでの実測値ですが、北海道に関しては上のサイトの値よりずっと小さくなっています。
全国の他の地域と比較するには参考になるのではと思います。


参考までに、「計算による自然放射線量」はこちら。
<日本地質学会-日本の自然放射線量>

もう数字が色々でわけがわからなくなりそうですね。



今一番問題な事、それは「国が本当の事を言わない」という事です。
本当の事を調べていないと言った方が良いのかも知れません。

そんな状況の中、政府やマスコミの言う事を無条件で受け入れている人が殆どである事がフシギな事で、今回のコメントの様に色んな事に疑問を持つ事の方が健全だと思うんです。


食べるという事は、いいものも悪いものも体に取り込むという事です。

今は原発事故の影響で、放射能汚染ばかり気になってしまいますが、それと同じように添加物やポストハーベストなどの化学物質による「被曝」も、本当は意識しなければならないのです。


放射能の影響も、添加物などの影響も、長い時間を経て表れた時には因果関係がはっきりしないのです。


こんな状況の中で一番安心出来る食べ物とは「どういう物を与え」「どんな環境で育て」「どんな人間がかかわっているのか」と言う事がはっきりしているものだと思います。

<平岡農園の自家配合飼料の内容>
道産規格外小麦
道産生米ぬか
羽幌産魚粉(酸化防止剤無添加、羽幌=北海道日本海沿岸の町)
紋別産ホタテ貝殻
黒松内産貝化石
白滝産おが粉
白滝産木酢液
自宅周辺の青草、農産物

以上、全て北海道産のものを使用しています。


私は自然卵養鶏を始めてから一貫して「自分が納得すること、安心出来ることしかやらない」というスタンスです。
それが食べて下さる皆さまの利益につながると考えています。


うちの玉子は安心して食べていただけますでしょうか?

| 雑文 | 06:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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