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「コケ通」 自然卵養鶏 平岡農園 <きまぐれコケコッコ通信>  

餌は道産小麦を中心に自家配合。着色料などの添加物、抗生物質やホルモン剤など薬剤不使用。安心と安全を積み重ねます。

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カロウ。

あかん、しんどすぎ~。。。

ドリンク剤を2日続けて飲んだ。

滅多に飲まないけどそういうのに頼りたくなる時がたまにあります。

ここ3週間くらい色々重なってたから疲れが溜まりきってるみたい。
だから効いたような気がするだけでも効果ありなんです。

家畜用のビタミン剤ってのも売ってますが、中身はほとんど一緒。
鶏も疲れた時にドリンク剤飲ませてあげたら効くんやろか~。


飲ませてみました。

そういうものに頼りたくなる気持ち。
なんとか体力をつけてほしいと。


色んな悪い要素が重なって、5月に入れたヒヨコを病気にさせてしまった。

用意していた発酵床の状態が悪かったので入雛直前になって仕込み直したのが失敗の始まり。
今から考えると「何でそんな事したんやろ」と思うんですけど事故するときはこんなもんですかね~。

咳、くしゃみ、息が荒い、ぐったりして動かない。
症状からしてカビが原因の肺炎と思ったので床の上層10センチほどを取り除き、育雛箱の内側を消毒して新しい床材を入れた。
この時点で30羽くらい死んでいました。
さらに20羽くらいが苦しそうにしていて、そいつらはたぶんダメだろう。
でも他の雛は元気なのでそろそろ落ち着きつくかな~と思った2日後の朝、それまでで一番多い死亡を見た。

床の入れ替えしたことでカビの胞子を拡散させて無事だった雛も発症してしまったのかも知れません。

家畜保健衛生所に相談する。
原因を特定すべきか、良い対処法は無いか。


すぐに見に来てくれました。
検査31

検査32

検査33
死亡数が多いので鳥インフルエンザの陰性が確認されるまで管理区域内は立入禁止にして下さいとの事。

そうか、わかった。
家畜保健衛生所の獣医さんの仕事は指導、検査、法の執行。
治療ではない。思い出した。

簡易検査の開始。
検査23

「15分で結果が出ます」
そう言って、淡々と作業を進める獣医さんたち。
検査26
冗談を言っても笑ってくれない。

ガラガラ戸一枚隔てたところに居る3月の雛も、成鶏舎の鶏たちも何ともないからインフルなんて事は全く考えもしなかったが、この15分の緊張は想像以上に辛く、長い。

いちばん上の所に青いラインが出ると陰性。
検査30
この簡易検査で陽性と出たら専門機関にサンプルを送って精密検査です。
精密検査の結果が出るまで鶏の生体、死体、玉子、堆肥、鶏糞など鶏に関係するすべてのものの移動の自粛を要請されます。
自粛?
ははは。

で、精密検査で陽性となればうちに居る鶏全羽殺処分となります。
年1回の立ち入り調査で埋却する場所まで打ち合わせ済みです。


1番のサンプリングに失敗してやり直し。
さらに15分。もう色んなもの全部出そうになってきた。

再度検査した結果、晴れて全部陰性を確認なり。


すぐに獣医さんは結果を事務所に報告。


「最初に雛を見たとき、これはヤバイかもしれないと思った」

今まで黙ってたのね。獣医さんはホッとした口調で言った。

もし陽性と出れば法の執行を宣言しなくてはいけないのですから責任重大。
緊張していたのは獣医さんも一緒なんですよね。


さて、この鶏たちはどうしようか・・・。
息が荒く、辛そう。
こうなるとどれが正常な呼吸なのかがわからなくなります。みんな苦しそうに見える。

それまでの経過からして、症状の重い雛は助からないだろうと判断。
無事な雛をどうやって助けるかが問題です。

元気な雛と症状の重い雛を別にして様子を見る。
ニンニクやショウガ、酢やドリンク剤。
免疫アップに効果がありそうなものを餌や水に混ぜて与える。


いずれにしても、そのままでは冬の玉子が足りなくなるのでヒヨコ屋さんにヒヨコの緊急手配を依頼する。

「抗生物質を使わないと全部死にますよ」と、ヒヨコ屋さん。

なんていう抗生物質を使えば良いの?


ヒヨコ屋さん専属の獣医さんなら鶏に明るい筈だ。

本社に問い合わせて貰って得た回答は・・・


「全羽淘汰、入れ替え」

今生きてる鶏も全部胞子を吸ってるから全部死ぬと考えた方が良い。
人間もヤバイのでマスクを着用するように・・・と。


人間用の抗生物質はあるが鶏用のは無い。

それはそのコストよりやり直した方が安いという事であります。
人間用も鶏用も投与量が違うだけだからクスリが無いのではない。


鶏の病気の本を見ても、治療についての記述は無い。
要するにかかったら終わりだという事です。
鶏の病気145

鶏の病気147

今年3回目のヒヨコが来る前に育雛室の床を全部出して消毒しました。
残った雛は箱に捕まえて外に持ち出してから。

室内では薄暗くてよくわからなかったのですが、こんなことになっていました。
床の入替55
床材料に水を加えた時に出来た米ぬかの「だま」です。

青かび団子になっています。
床の入替59
ひどいやつは中までカビがビッチリ。

米ぬかって青かびが生えやすいんです。
発酵床の仕込の時に新鮮な米糠もあったのに間違えてその前の月に仕入れたものを使った。

急ぎの発酵だったのでスターターとして前回に作った古い発酵床を少し混ぜたのですが、上の団子はそれに入っていたもの。
元々かびを持ってたのかはわかりませんが、そいつがいい感じに水分を含んでカビの温床となったことは事実。
発酵は、色んな微生物が発生したり消滅したりを繰り返し、やがて良い菌が優勢となって落ち着くのだ。
発酵熱が出ているという事は猛烈に増殖を繰り返す微生物がぶつかり合っているという事。
その中にヒヨコを入れてしまったわけです。
ホントに「何で・・・?」なんです。

さらには夏の気温から一気に冬に戻ったり、気候が極めて不安定。
発酵熱で床が暖かいからコタツの温度を上げると暑そうにするし、かえって難しい。
温度調整が追いつかず、風邪を引かせてしまったのかも。

こんな感じで色んな事がすべて悪い方へと向かっていたのですね。

助かった雛。
ヒヨコ鳥篭104
170羽入れた雛が50羽になってしまった。
でもよく助かってくれた。
スゴク運が良かったのかスゴク強かったのか・・・。


次に入ってくる雛は死なすわけにはいかない。

今度の床暖房は発酵熱ではなく養鶏マットで。
ヒヨコ③127

新しいおが粉の下に埋めて使います。
ヒヨコ③129

急なお願いだったけど希望の数を手配してくれました。
ヒヨコ③124

入雛から1週間、みんな元気です。
ヒヨコ③139
毎朝育雛箱の蓋を開けるのが怖い。

こんな酷い失敗は最初で最後にしたい。
鶏の育て方を根本的に見直そうと考えています。

この一連のリカバリーと畑の準備とか、いろんなことが重なりに重なって心身ともに本当に疲れました。
ちょっと一日過労でダウンしてもいいっすか?

なんて弱音を吐いてみたりして。

| 農園のこと | 06:51 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

凹んでいる様子が、
ヒシヒシと伝わってきました。
鶏さんたちガンバれ~
平岡さんもガンバです。
いつも卵ありがとうね!

| パン酵房fu-sora | 2012/06/22 18:58 | URL |

まいどです~。
ダウンしたいけどなかなかその暇もないよね~。
ま、そのくらいがちょうどヨイのかも。
オーエンしてね!
お菓子いっぱい焼いてオーエンしてね♪♪
たまに釣りにでも行ってスッキリしてきまーす!

| コケ通 | 2012/06/23 05:27 | URL |

応援することしかできないけど・・・
平岡ファミリーも、鶏さんたちも、ガンバって~っ!

| みや母 | 2012/06/23 15:44 | URL |

ありがとございます~♪
天気がずっと悪くて仕事がさっぱり進まないのも疲れる原因やよね~。。。
もうすぐ7月というのに種蒔きも終わってなかったり。
ま、自然の事で焦っても仕方がないのでぼちぼちと頑張ります。
シャウエッセン食って頑張ります!

| コケ通 | 2012/06/24 05:19 | URL |















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